2015年4月
当社は、中国・佛山の日密科偲橡膠(佛山)有限公司においてカーボンマスターバッチ(CMB)の生産能力を倍増いたしました。現工場に新ラインを増設したもので、2015年5月より本格稼動する予定です。
この生産能力拡大により、主要顧客である日系自動車部品メーカーの増産への対応を図っていきます。日密科偲橡膠(佛山)有限公司は、広東省佛山市三水区に工場を持ち、中国南部の日系自動車部品メーカーを中心にCMBを供給しています。中国自動車生産の成長に伴う旺盛な需要増に対応すべく、生産能力の拡大が必要と判断しました。これまではA練り用に9号バンバリーミキサーを1系列、B練り用に110Lニーダー1系列を保有しておりましたが、今回、9号バンバリーミキサー1系列を増設し、能力拡大を実施致しました。この増設により同社の生産能力はこれまでの年間1万トンから2万トンへと拡大します。
なお、2013年10月に中国・天津の合弁会社天津国成橡膠工業有限公司が拡張性のある新工場への移転を完了させており、佛山、天津および福州の3工場で中国でのCMB事業を展開していきます。
また、ASEAN地域においても、タイのELASTOMIX(THAILAND)CO.,LTD.において第3工場建設および能力増強を実施済みで、2014年4月にはインドネシア工場PT. ELASTOMIX INDONESIAが稼動開始しており、アジアでの生産・供給体制を強化してグローバルなCMB供給体制の強化を図っております。